21600【シューズの重要性】

「21600」
自転車ロードレースのレース中の平均ケイデンスを90回/分とすると60分間のペダリングは5400回、
4時間のレースで21600回クランクを回す。
5時間で27000回。
自ずとシューズの重要性は明らかになります。
ま、その中で本気でペダリングしている時間を仮に1時間と見積もっても確実に5000回以上も力を込めて脚を動かしてる訳です。
ちなみにマラソンなどの長距離走のピッチは180/分と言われていますので自転車のケイデンスに酷似してますね。
昨今の自転車シューズはカーボンソールによるハイスティッフネスと軽量化が大幅に進みました。おかげでプラソールのように足の裏にストレスを感じたりすることは少なくなりましたが、反力のおかげで身体の各部に掛かる負担も大きくなっているようです。
私が所属したシマノというメーカーも本来の部品だけに留まらずシューズの開発も長く行っています。
早くからカーボンソールも採用していますがドンドン堅くなって非力な私でも音を上げるくらいの堅さになってます。
アッパーの素材しかり。
ところが近年はアッパーの素材を柔軟性の高いものに変更するのがトレンドのようです。
昨年はスペシャライズドのSワークスを使用しましたが、これがそういった意味でなかなか良い。
軽量で少しアバウトなアッパーのフィッティングがストレスを軽減してくれました。
インナーやアウトソールにも工夫が施されスペシャライズドお得意のBGフィットに完全対応(当たり前か)。
オーバープロネーションに(だけでなく逆カントのサピネーションにも)対応するシューズとアクセサリーの充実には目を見張りますが、本来これは「踵」から着地するランニングなどの種目で特に重要になってくる理論でしたか?プロネーション自体が踵の形状に着目してますからね。
ところがBGフィットは爪先部分の角度調整はできる仕組みなのですが、踵はほったらかし。何か工夫が欲しいところですね。

さて私の使用シューズですが、今年はファンライド誌にも特集記事の写真が載りましたが、ボントレガーのレースXXXライト・リミテッドエディションというシューズを店の在庫を無理言って使っております。
このシューズは「まず」超軽量(笑)、そしてごくノーマルのソール形状(傾きがない!)。
これが幸いしてか今年の脚の痛みは皆無。
実はシマノも真っ平らなソール(と感じるが)を持ち、自由に自分でカスタマイズし易いので、これからは軽量化して堅すぎないソールを早く出してくださいね!
他メーカーのシューズに比べると、ものすごいタフネスさは特筆ものですが。
日に4時間、週5日このペースで走ると108000回/週、一ヶ月で432000回、年間にすると5184000回もペダリングしてる!
ちなみにシューズが3万円とすると82円/日の計算ですね。ペダリング1回は、、、計算しないでおきましょうwww

ああ、あと市販のシューズを自分にあったものにカスタマイズする事は、そういったパーツを並み居るメーカーがそれぞれに開発し市販している事から重要なのはお判りですね?特に強度が高ければ高いほど、乗る距離が長ければ長いほど、そしてあなたの身体形状が平均値より外れていれば外れているほど必要性は高くなってきます。