今一番乗ってみたい自転車

個人的に今一番乗ってみたい自転車はルックの675ライトです。
特に675ライトは昨年発売開始された675からブラッシュアップされたニュータイプで、さらに200グラム近くも軽量化されている。
目立つのはそのデザインなのだが、それ以上に気になるは完成度が高まっている乗り心地だ。
発売と同時に586SLというヒルクライムに特化したフレームが廃止されたのだが、その乗り心地は羽毛のごとく、しかも必要十分にエンジンであるライダーのポテンシャルを受け止め推進力へと変換してくれていた(らしい)。
その廃止はモチロン工業製品的に作り手の都合がふんだんにあったのだろうが、そこで旧型よりも劣る製品作りをすればユーザーの心は離れるばかりだ。
満を持して発表された675ライトはユーザーの欲求を満たすに十分なポテンシャルと判断したに違いないし、シマノレーシングチームに入った初年度に、ルックのカーボンフレームKG96だったかに乗った感動をいまでも忘れられず、それを世に出したメーカーの今を確認したいというのも本当のところです。
そこでトップエンドではなく何故675なのかというところですが、そこは通常自転車を楽しむのに一番適した価格帯だからです。
如何せんトップエンドは「持つ者」が集まるバンドですので「そのメーカーの真髄は判りにくのかもしれない」というのが貧乏性の私の意見です。
「コスト度外視で良い物を作る」というのは、作り手のエゴという観点からはよくある話なのではないかと。
そこを技術力と工夫でどこまでユーザーしかも自転車を一番乗っている方々が喜ぶモノづくりができるか?が「本当の」一流メーカーなのではないかと思うわけです。
自信のあるメーカー(代理店)は送って頂ければ乗りますので(笑)ご遠慮なく。