続・21600【シューズのその後】

以前シューズの事を書きました。
今回はその続報というか主観的比較。無駄に長文です。
4時間で21600回のペダリング回数という話でしたっけ?(←おぼえとけよ←オレ)
とにかくペダリングというのは自転車を漕ぐという行為において非常に重要という事です。
行為が重要という事は機材に関しても気を配る重要度が非常に高まります。
気を配ってカスタマイズできる構造をもっているというのは非常にありがたい。
で、それがカスタマイズせずに目標とする構造に近ければ近いほど良い。
人の脚には脚を自然に負荷をかけない状態にした時に足裏の外側が下がるプロネーション(オーバープロネーション)と逆に内側に下がるサピネーション(アンダープロネーション)とあります。
実質この「下がる」というのは骨格的な問題もあるでしょうがその方がそれまで獲得した「癖」ということでもあります。
ところで人は本来左右対称ではありません。先ず心臓の位置が中央ではない。(←当たり前、でも今はその理由は考えない)
内蔵の左右差はすなわち骨格の体幹部の左右差に繋がります。
体幹部の左右差は何故か左右差の発生しにくい四肢へと影響します。
それが普段の癖や動かし方から生まれてくるのも当然の成り行きですね。
ランニングやサイクリングのポジション矯正において痛みが出れば、勿論癖のある方に戻せばその痛みは解消するでしょうが、それは力を出す方向と同じとは言えません。
そこが難しいところですね。
骨格的に優れている、もしくはそれを問題にしない柔軟性の持ち主がトラブルや問題が少なく競技には向いているとも言えます。
で、今回比較に使った二つのシューズは昨年使っていたスペシャライズドSワークスロード(黒)とボントレガーレースXXXライトロード。
まずスペシャですが、ペダリングの際アッパーの柔軟性が高いこともあって全体的非常にマイルド(←抽象的)。
ただソールの堅さは非常にあって単純な踏む方向への入力という点では高評価。
そしてなぜか他のメーカーと比較してもトップクラスの幅広ソール。
これは結局「自分で靴をカスタマイズしてくれ。その分余裕作っとくわ」ということなんでしょうか?
対してボントレはアッパーが一枚でできていて、1回の落車でおそらく履けないくらいのダメージをを被るだろうとうくらいの無駄の排し方。
その分軽量にできていて対スペシャ比で−30グラム。いやもっとか。ま、とにかく軽い。
で、踵から土踏まず近辺までのホールド感が高い。
ここはBOAシステムと柔軟なアッパーで全体で包み込むようなスペシャとは違った感覚です。
そしてソール。
こちらも非常に柔軟。
シマノスペシャに慣れた私には非常に頼りなく感じられましたが、これが今の自分のたまにレースほとんどツーリングといった乗り方にはぴったり。
そして最後に本題のプロネーション調整ですがスペシャに関してはいろんな方法を試してみましたが若干違和感が残り最終的には手放してしまいました。

ま、ココまで書いてなんですが、こんな感覚的な事を気にするより、開発されてない能力を高める為には只乗ってるだけでも良いし、効率的に強くなろうと思えばしっかり短期的な目標を立てて順序だててトレーニングすれば速くはなりますね。
それがチャンピオンになろうと考えると長期的な計画や、タイミングなんかも含めた「出し方」が重要になってきます。
繰り返しますが身体的能力を高めるという事は実に単純で地道な作業さえ継続できれば実に簡単なのです。
目標をどこに置くかでその道が長くなるか短いかという違いはありますが…。
今日はこんなとこで。