TREK MADONE7+9070Di2_2

使用編:
さて前回うだうだと組み付け編なるものを書きました。
まとめれば
コード類のハンドルバーへの内装か否かや、フレームへの内装か外装かをしっかり確認し、長さと取り回しを考えておく。(←これはこれまで通り)
ブレーキはダイレクトマウントの場合は組付け時に少し注意が必要(といっても神経質になり過ぎる必要なし)だが、治具を付けたまま組み付ける
だけ。という簡単なもの。
79系に比べるといろんな面が非常にスマートになり、組付けなどにも気を遣わなくなった。

さて、今回は使用編。

ブレーキブラケットはこれまで以上に細くなり握り易くなった印象。これは機械式(ワイヤード)も同じで、機械式の場合は握り込ませる小指に近い部分を絞り込む事で「小さい感」を演出していた。
そしてカバーを極力排する事で内側からは内部の構造が丸見えのデザインになっていたのですが、Di2はそういった無理矢理感が一切無いようです。
惜しむらくは、前モデルのデザインを踏襲した事でブレーキレバーとブラケット部の繋がりが機械式のように美しくならなかった。
これは残念
手の小さい方がブレーキレバーのストローク調整をして使っていて(なでなでしてww)見た目が悪いっていうのは所有満足感に欠けると思います。

さて私は今回ダイレクトマウントタイプを使用していますが、効き(制動力)やタッチ(コントロール性)は申し分ありません。今のところ。

レックに関してはデザイン面でベストではないですがベターです。

後輪側は非常に取り回しは複雑で、メンテナンス性は悪いと言わざるを得ませんが「私はメカ音痴なんで全部ショップに任せます〜」という御仁や「自分でやるのが苦じゃないです〜」という方にはうってつけのものになってます。

ご覧のように美しくもなくエレガントでもなく実用重視の複雑なデザインです。

ワイヤーの取り回しも現行からは大きくかけ離れていますね。
ブレーキタッチは79から78に若干近づけ、制動力の立ち上がりを高めたようです。
79は制動力自体は高かったのですが、立ち上がりが低く、カンパニョーロに引けを取っていたので特に低速域重視の方ほど嫌っていたのではないでしょうか?
主観ですがレースに使うなら初動作の制動力の立ち上がりの高さは減速力の高さに直結するので嫌うはず。
79のレース界での評価はどうだったんでしょうかね?
さて、次は変速系。
勿論「電動(電子?)」変速ですからこれがメインのはずですが、今回のアップデートのトピックは「小型軽量化」に尽きるので、外見の変化以外はそう変化ありませんね。
そうそう、前回に申し上げた「アルテグラ化」もありましたね。
アルテグラと芯線数、システム構成を共通化する事でPCアプリでの更新を手軽に行えるシステムが同じように使用できるようになったことです。
ただ、変速スピードを5段階調節できる多段変速に関しては、幾ら変速スピードを速めるより人の「多段押し」の方が変速が早いようです(笑)

また、あえていうならスイッチタッチが若干変化して操作力が重くなり、簡単には誤操作しなくなりました。
冬用のグローブや悪路などでの誤操作が起き難くなっています。

さて、長くなってしまいましたが今回のファーストインプレッションはこれで終了です。次回はお待ちかね11s似ついて。これは公開しないかもwww