子供の成長

こどもの日ですね。

昨年見事に100個以上の実をつけたレモンの木は、春に剪定をしたものの今年も順調に花を咲かせてくれました。
AVELの近くのうつぼ公園はバラが真っ盛りです。




近くの公園の藤はもう終わりですが、今年はきれいに咲いてくれていました。

子供の成長は速いもので末っ子はもう二歳になる。

綺麗なものに目を向けて、美しいものばかりを見ていたいものです。
ただ人間は生まれて実をつけて枯れていくものです。
成長ばかりではないですよね。

レースの距離

先日、FBを眺めていると旧知の元チームメイトが珍しく出てきた。
そこで思ったことをつらつらと書きます。
曰く、レースの距離を伸ばしてもっと厳しいレースがしたい、、、
ロードレースというものの旧来の形は、仰る様に長時間長距離を戦うもので、現在も世界選手権は250キロ以上、三大ステージレースは3週間という途方もない競技時間です。
ただ近年は米国などでクリテリウム形式の短距離ロードレースが頻繁に開催されるようになり、オリンピックもその開催形態の変化でゲーム性の高い短時間で済む競技が重用されるようになって来ています。

話は少し逸れますが、日本でももう15年も前に選手の雇用体制を見直すために「組合」的なものを作るべきだと選手たちが話し合ったことがあります。TOJの時だったかな?
そこでは雇用体制の話はもちろん、当時は競輪界が主体だったプロ自転車選手の、ニッチで低レベルな日本のロード選手が今後どうすべきか?何てことも話し合いました。もちろん自分たちの競技力を上げることが最優先で、それ以外に自分たちの地位を上げることはできないだろうとも。
そこで出てきた真っ先に解決するべき問題は、「スピード」でした。

自転車競技には種々あり、そもそもがスピードを争う競技なのに日本人は短距離でさえ克服していないと問題視していました。当時は競輪選手が世界の舞台で幅を利かせていました。日本は短距離なら世界に誇れる能力がある!というのが常識だったのです。近年はそれがひっくり返り、、、じゃないんです。日本以外のプロ自転車選手で短距離で「食える」世界がなかっただけです。冬場の六日間レースなどはありましたが、あれで一年間は食えませんよね。プロロード界をチラ見してきた経験だけでもそれは明白でしたし、他の欧州レース界を経験してきた選手たちも同意見だったように記憶しています。その経験から当時の日本人に足りないものは「スピード」とレース経験で、その中で切磋琢磨することで基本的な「スピード」を身につけ、欧州に飛び出して「距離」を伸ばすことが、日本の環境を考えると一番の近道なんじゃないかと。
ほどなくしてJBCFのレースはシリーズ化され、年々そのレース数を増やしてきました。全くもって正しい方向ではないかと思います。同時にピラミッドの頂点を高めて土台を大きくするには方法はこれしか存在しないくらいです。
さてでは何が問題か?厳しさをレースに求めるのは競技者、主催者、観客の皆です。
ですが、結局走るのは「競技者」なんですね。
どれだけ環境が整っても走るのは「競技者」なんです。コースが平地でも厳しいレースをしようと思えばできますし、山岳コースでもゆっくり走ればどんな人でも楽に走れるのがロードレーサーです。
クリテリウム形式の平坦コースでも脚と頭を使ってレースを厳しくすることは何回かレースを経験すればできることです。自分の得意なコースじゃないから、自分が狙っているレースじゃないから手を抜くなんてもってのほかです。私も2000年以降ヨーロッパレースとオリンピックを経験した後は自分のために走るのがアホらしくなって、レース中でも後方をヒラヒラ走るなどという今考えればもったいない事を繰り返していました。でもレースで誰かがそれをやってしまうと、少し頭のキレた(自分のことを苛めるのが好きという意味で、ストイックともいう)競技者も楽をすることを覚えてしまいます。=競技力の低下です。そこに待つのは、、、

ま、それでもどんな世界でも主役と脇役という役柄はありますが、結局人生ではそれぞれが主役。言いたいことは出てきますよね。

O-Q対決

先日、フレームにトレックのエモンダALRを使用していた際に、O(オー)シンメトリックというギヤ板を試す機会があった。
パワーメーターやペダリングモニター全盛のこの時期に今頃ギヤの話か?という感もありますが、そもそもそりゃ何じゃ?という御仁に説明させていただきます。


前後二枚のギヤ板をチェーンでつなぎ、一方は乗り手の力を伝え、もう一方は伝わってきた力を地面に伝える乗り物が自転車なのだが、前者の乗り手の力を伝える方のギヤの形が真円ではなく楕円になっているものがあるのです。
何故かって?人は道具なくして真円に体を動かすことができないでしょ?力を入れやすいポイントや入れにくいポイント、速く動かすことができる角度や、それが苦手な角度があるでしょ?ということで生まれてきたものです。
各メーカーによって体を動かすことへの考え方がそれぞれあり、数値も多々出ておりますが、それは本当に細かいことで、大事なのはペダリングのフィーリングが自分に合うか?ということや使用することで用途に合わせた代表的なメーカーはQ-RINGのROTOR社、O,SYMETRICのSTRONGLIGHT社、RIDEA社、そして昔は日本のシマノも楕円ギヤを製造販売しておりました。
考え方はさまざまで、クランクという道具を使って一定の制限内でエネルギーをどういう形で発生させるか?というところでしょうか?
私は学生時代にバイオペースを気に入って使っていた。当初違和感はあったが慣れると問題なく使えたし、「自転車が進む」感覚というのもこのギヤのおかげだとも思う。それか20年が経過し、再び楕円ギヤを使用したのは、当時の感覚がどんなものだったかという好奇心なのだが、使用してみると何か違和感が、、、。そう、楕円の方向が違っていたのだ。
実際に使ってみると真円ギヤを調子良く回す時に感じるクランク3時方向あたりのスピード感が全く無く、じわっと自転車が進む感覚なのだ。
この楕円ギヤは脚をクランクに沿って真円に動かすことが不自然に感じる人や効率を非常に重視する人にお勧めです。
またレースの形態も重要です。
スピードの変化が多いレースやコースプロフィールの場合や、ダンシングを多用するタイプの選手なんかにもあまり良い感覚は得られないかもしれません。
そして最近そのQ-RINGのライバルO,SYMETRICを使う機会があったのですが、この製品の特徴はQ-RINGを上回る楕円率と特異な形状です。
使用感は(も)非常に特異。「楕円にするにもほどがある」と感じたものでしたが、使うにつれ「これもアリかも」とも思えました。
というのも踏み込む際の伸び感がQ-RINGのさらに上を行っており、ペダリングの際に「踏む」のが得意な人は手放せないものになりそうです。
かくいう私もO,SYMETRICほどではないにせよ、Q-RINGは寄る年波で少なくなりつつあるパワーを効率よく伝えるためには不可欠と感じています。
現在ROTORのQ-RINGはキャンペーンも開催中ですので利用してみてはどうでしょうか?

クロモリ!

先日来取り組んでいた、かつて使用していた自転車の復活。
1992年ですので24年前のクロモリフレームと最新パーツで自転車を一台組んでみました。
それがこちら。

シャローハンドルとクイルステムはラインナップが少なくなってきているので、「ある」もので。
コンポは6800アルテグラとクランクのみ9000D/A。チェーンホイールはお気に入りのローターQ-RINGです。
シフトワイヤーのワイヤールーティングがボトムブラケット上部を通す上通しなので、最新の11速コンポがうまく動くか心配でしたが、まったくの杞憂でした。
かえって調子が良いくらい。
ポジションはガラッと変更せざるを得ませんが、クイルステムの美点でもあるハンドルの上下のし易さを利用して、煮詰めていこうと思います。
さて今週末は伊吹山ヒルクライムですね。アヴェルメンバーも多く参加し、チーム・アヴェルの登録者もシーズン序盤の力試しに参加します。このフレームで参加するにはヒルクライムはきつ過ぎるので、今回は参加を見送って正解でした。

桜咲く

桜が5分咲きとなった本日は地元大阪のJBCF舞洲クリテリウムが開催され、参加してまいりました。
この大会は大阪を代表するレースで、日本の誇る審判団を有する大阪府自転車競技連盟が開催するJOTOカップと、実業団連盟が開催するシリーズ線とが時間差で併催されるというアクロバッティックなレースなのです。スタッフのご苦労はもちろん、二日開催で両日参加する選手にも大変な二日間です。
もちろん私は最近日よっていますので、本日日曜日のみの参加。クラスも昨年サボり続けたのでE2です。まあ、ですが、最近いろいろあって強度的には非常に身の丈に合ったレースとなりました。というかむしろ今の私にはレベル高すぎ。集団後方に位置している時は疲れを感じなかったのですが、折を見て集団前方に上がった時にその瞬間は訪れました。息が苦しい!=単にオレ弱いという方程式が脳裏をよぎったのでありました。
さあ、それからは無理することなく集団後方へ下がり、ゴールを無事迎えたのでした。ああ、見せ場がナカッタ、、、出直します(笑)私の桜が咲くのはいつになることやら、、、