TREK MADONE7+9070Di2

先月シマノのパーツ完成が遅れていた為か9000系のDi2のテストライドモデルがやっと到着し、少ないながらもひと月のテストライド期間が終了しましたので簡単にご報告です。

試走情報
時間:約21時間
距離:約560キロ

組み付け編:
◯変速ケーブルなど
先代の7970とそう変わらない(コード類を組み付け作業前に事前にどう配線していくか考慮しておく)がアルテグラ同様芯線数を減らしてコード類を共通化。
7970は実質ガラパゴス化してしまった。
◯ブレーキ関連
ブレーキ本体はトレックと共同開発(?)の為、何の差し障りも無く組み付け可。
しかし製品として最初から組み込まれている組み付け治具を取ってしまうと、信じられないくらいプラプラと不安定な状態になり作業に支障を来たしてしまう。
しかもこれまでの常識を覆すようなケーブルラインになる為、よ〜く説明書を見ないと(見ても判らないかも)どこにインナーケーブルを通すのか(特に後輪側)直感的に判らない。
シールなどではなく永続的に取れない刻印や表面処理で注意を促すマーキングが出来るのではないかと思う。
インナーケーブルには特殊な加工を施されており、今回の新型デュラエースの使用感の最大のトピックの一つのブレーキ操作の軽さを支えている一因と判る。
雑に扱うとその皮膜を傷つけてしまうので注意が必要だ。
かといって見える部分のインナーワイヤの皮膜が傷ついたからといってレバーの引き力に影響するかと考えればそれは全く問題ない。
レバーへのインナー類の組付けは全て見直され非常に簡便になった。
これはメカニック的には非常に好印象です。使う側からするとどうでも良い話しですが(笑)

また余談になりますがPCでアップデートや機能変更などが出来るのは非常に便利ですね。

次回はお楽しみ「使用編」です。