全日本選手権で思った事2 そして西日本クラシック
さて前回は全日本選手権ロードという日本一を決めるレースにスタッフとして参加させて頂き、選手として十数回参加したことから感じた部分を書き始めた。
とりとめも無く申し訳ないが私的なブログなのであしからず。
全日本選手権ともなればいろんな準備が必要になるということだったか?
自分自身のカラダの準備ももちろん、競技の距離が長くなれば勿論補給なども必要になる。
長距離を走り切る自転車の整備も大事。
身の丈に合った準備ができれば良いが、まわりが先行し過ぎて自分の能力以上の準備がされてしまう場合もある。
選手にとしては恵まれているが、その選手にとってはプレッシャーでもあろう。
ただそのプレッシャーを良い方向に転換出来れば良いが、何故か日本の選手はそうでない場合が多いような気がする。
選手は自ら競技に関する環境を整える能力が備わっていれば道無き道を邁進すれば良いが、
その能力を持ち合わせない者が無理に道無き道を行って行ってしまうと遭難するだけだ。
その点今活躍する選手、もとい今回全日本で活躍した選手はサバイバルに強い選手のような気がする。
それでもコースを考えれば登りに強い選手、平均速度が低いレースの得意な選手ということもいえるだろう。
優勝した新城選手は皆さんご存知のように世界で活躍する選手でレースや生活に対する適応力も常軌を逸したモノを持っている(はず)。平均速度が速かろうが遅かろうがおそらく勝っていたんでしょうね。
今回の全日本選手権で残念だったのは、あまりにも特殊なコースだったので平均速度が低過ぎ、本来ロードレースで競うべきスピードを競えていなかったのではないかということ。
二転三転あったようだが逆回りで登りの区間を道幅の狭い(前に出なければならない)方向にし、下りは事故やトラブル時の混雑のリスクを減らす道幅の広い方にすべきなのではなかったかというところか。
翌週の先週末は西日本クラシックが広島で行われ、今回はスタッフではなく選手として参加した。
E1というプロクラスではないカテゴリーだ。
今シーズンは西日本チャレンジという同コースで3月に開催されたレースにも参加したが、その時よりはよっぽど練習出来ていたにもかかわらず、今回も途中で降りようかと思うほどキツかった。
スタート直後のダッシュ然り、慣れないハイスピードの登り坂然り。
まあ、そのキツさも楽しいんですが。
西日本チャレンジでは一周目に調子に乗ってマトリックスチームの波状攻撃に同調してしまい、二周目以降激タレしたのだが、メンバーが違ったものの今回はそのタイミングがかなり遅れてやってきた。いずれにせよ最終周までは持たず、、、。
西日本チャレンジで印象的だったのはいかにも強そうな選手が意外と「攻め」あぐねている点。
そしてもう一回攻めれば意見の異なる選手が潜む集団を崩壊させることができるはずというタイミングでも、それをやってみる選手が少なかったことだ。
レース数も多くなっているので自分の力も集団の力も見極め易くなっていることも災いしてるのであろうが残念なことだ。
次回参加する時はスプリンターの戦い方で走ってみるか。